「営業マンに、これがないとお客様に文句言われて困る、と言われるんです」
昨日、相談を受けたお客様の言葉。
製品数が多すぎる → 製造工程が複雑化 → 人件費が減らない
一方で、値下げ圧力+原材料費高騰により、粗利幅は減っている
「アイテム数減らして、工程単純化できませんか?」
という問いに対して、冒頭の回答。
それらはP.F.ドラッカー氏が「創造する経営者」の中で語っている
「製品の11類型」のどれなんだろう。
昨日の主力製品?
非生産的特殊製品?
独善的製品?
そういえば
うちの事務所で取っている加除式の図書、
スタッフ全員に
「絶対必要 必要 不要」
のチェックをっせたら、全員が「不要」としたものは一つもなかった。
しかし、明らかに誰も見ていないものは多い。
「いつか見るかもしれない」
「万一の時、なかったら困る」
そういう心理が「不要」としないんだろうな。
そういう人間心理も考慮して、
捨てるべきものは捨てていかないと、
新しいものが入ってこないから。
ドラッカー氏は「経営者の条件」の中でこうも言っている。
「生産的でなくなった過去のものに資源を投じてはならない」