ある経営者とミーティング。
これまではあまりに課題が多く、何が課題かも見えなかった。
高い仕入値。短い支払サイト。
安い販売額。長い回収サイト。
減少傾向が続く売上。
事務能力の欠如による業績把握の遅れ。
自ずと資金繰りも厳しくなり、資金調達コストも上がり・・・。
まず
不採算取引の撲滅から入った。
得意先への販売単価引き上げ交渉。
そのためには商品の納期・品質管理などは十分にやる。
結果、ほとんどのケースで交渉成功。
合わせて、仕入先を複数化し、より有利な仕入条件を確率。
これにより、粗利率が改善。
売っても売っても利益が出ない状態は解消された。
次に、
日々の売上と仕入をきちんと把握することで、
数字の動きを頭に叩き込んでもらう。
売上金は日々、きちんと銀行へ入金。
在庫もきちんと把握している。
すると・・・
「この商品とこの商品の粗利率が当社の課題なんです!
この辺のメリットを強調して販売単価が上がれば!」
う~む。
同じ経営者とは思えないほどに具体的に課題を把握してきた。
岡本吏郎氏が
「お金と在庫は数えれば利益が増える」
とおっしゃってましたが、なるほど!と実感です。