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2008年03月 アーカイブ

2008年03月05日

中小企業の事業承継税制拡充について

平成21年度改正で、
非上場株式についての納税猶予が導入される。

これは、一定の要件を満たせば、
株式の80%に相当する相続税の納税が猶予され(発行済議決権株式総数の2/3まで)、
死ぬまで保有するなどの条件を満たせばそのまま免除、
というもの。

これまでが10%減額だっただけに、
事業承継対策の「目玉」とされています。

要件が厳しい。

特に「事業継続要件」。

この適用を受けた場合、
5年間は代表者を続け、雇用の8割以上を維持し、株式等を継続保有しなければいけない。

5年経過前に譲渡した場合、納税猶予税額の全部を、
5年経過後であっても、譲渡割合に応じて猶予税額を納税する必要がある。
いずれの場合も、利子税がかかる。

と、やめるにやめられない、という状態になる可能性が・・・。

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2008年03月11日

旨 健 珍

大学のゼミの後輩で

笹塚で「升本屋」という酒屋を営んでいるのがいます。

彼のところは変わっていて

酒屋でいながら、
いろいろな「かりんとう」を扱っています。

彼のお店のコンセプトは「旨健珍」

おいしくて、からだによくて、めずらしい。

さて、今日は別の島へ出張し、
お昼に時間が空いたので、
お酒と食品と本とレンタルビデオのお店へ。

そこはこだわりの食品などが置いてあり、なかなか楽しい。

ふと見ると
「旨・健・珍」の文字が。

後輩のお店のかりんとうが並べられていました。

東京の後輩のお店の商品が、五島のお店に並んでいる。

ちょっとうれしかったです。

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2008年03月18日

リースについて考える その1

お客様から
「リースと買い取りとどっちがいい?」

ってよく質問されます。

・リース・・・支払額=経費で、管理しやすく、資金繰りを悪化させない
・買い取り・・・管理は少々めんどくさいけど、総コストは低い

といったところでしょうか。

税額控除の対象となるものなら、
リースはリース料総額の60%に対して何%
買い取りは買い取り金額に対して何%

といった感じなので、そのメリットも買い取り有利。

また、リース期間満了後は再リースなどのコストもかかるし。

私は基本的に買い取り派。

資金繰りが気になるなら、
割賦購入や、銀行から借入して買うという方法もあるし。

買い取りには、固定資産の残存価額」という厄介な代物があったのですが、平成19年税制改正でそれもほぼクリア。

では本当に買い取りの方がおススメなのでしょうか???

2008年03月20日

リースについて考える その2

リースと買い取り、総コストで見たら買い取りの方が一般的に有利です。

「固定資産税(償却資産税)がかかるじゃない」
「借り入れると金利がかかるんじゃ」
「買い取りだと全額経費にならないでしょ」

などと言われる方もいらっしゃいますが、

リースの場合でも
償却資産税はリース料にしっかり含められていますし、
金利も同様です。

償却資産税については、
買い取りの場合、免税点(150万)以下だとかかりませんし。

経費についても、平成19年税制改正で、備忘価額1円まで
耐用年数で償却できるようになったので、リースとほぼ変わりません。

いやむしろ定率法の場合、早期に償却できてしまいます。

じゃー、やっぱり買い取りが有利なの?

単純にキャッシュフローだけ考えると、やはり買い取り有利となります。

管理面を考えると・・・。

償却資産税の申告が不要
固定資産台帳の管理が不要
リース終了時の引き取り・処分が簡単

などなど。

また、融資では審査がNGであっても
リースなら通るケースも・・・。

ということで、ケースバイケースということで。

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